エコキュートは設定によってランニングコストが変化

エコキュートは設定によってランニングコストが変化 エコキュートは、一般的には夜間の電気料金の安い時間帯を利用してお湯を沸かし、これを保温して日中にも利用することでエネルギーコストを削減する仕組みとなっています。
そのため、これまでのように使用するときに電気やガスを利用してお湯を沸かす場合に比べ、大幅なエネルギーコストの削減を行うことができます。
また、このお湯を暖房などにも利用するため、光熱費の削減を行うことも可能となる点がメリットとなっています。
しかし、どの部分でエコキュートのお湯を沸かすのかによってランニングコストが変化するため、この点は十分に意識しなければなりません。
さらに最近では電気料金の仕組みも複雑になっており、夜間に割引がされないプランの場合は、削減率がそれほど上がらないと言う結果となる場合もあります。
エコキュートを利用する場合には、自分自身の電気料金のプランと照らし合わせて、最も削減効率が高くなる設定を行うことが必要です。
暖房に利用する場合でも、エネルギーコストを比較して利用することが重要となります。

定期的なメンテナンスでエコキュートが長寿命化

定期的なメンテナンスでエコキュートが長寿命化 エコキュートは、大きくヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットから構成されていますが、これらの寿命は前者が5~15年ほど、後者が10~15年ほどとされています。
これらの寿命はあくまで目安となっており、使い方によっては数年で使えなくなってしまう可能性もありますし、15年以上経過しても問題なく使えるケースもあります。
また、住宅設備機器のほとんどは定期的なメンテナンスが欠かせませんが、エコキュートについても例外ではありません。
例えば、貯湯タンク内・浴槽フィルター・配管などの掃除、ヒートポンプの水抜き(空気抜き)、水漏れ・安全弁・漏電遮断器などの点検などを半年に1回を目安に行うことで、寿命を延ばすことが可能です。
一方で定期的なお手入れを怠った場合、寿命が縮むとともに、お湯が臭う・お湯にゴミが浮かぶ・電気代や水道代が増えるといったトラブルが起こる可能性もあります。
これらのトラブルを防止するためにも、メンテナンスは必ず定期的に行うようにしましょう。